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2008年11月30日 (日)

日本アニメテーマパーク~実現可能性

ディズニーシーに行って、日本アニメのテーマパークって可能なんだろうか、と考えた。

素材となる作品数は相当なものだし、海外オタクからすれば日本は「夢の国」。秋葉原ガイドマップがでてきたとはいえ、海外オタクの観光客がゆかりのスポットをどうやってまわればいいのかなかなか分かりづらい。テーマパークだと「ここに行けばまるごと楽しめる」ので、とても分かりやすく便宜だ。

なお、テーマパークの実施主体はあくまで民間が担うべき。最近自治体が期間限定でテーマパークみたいなものを実施しているが、過去にブログで取り上げたように予算を組むほどの効果はないのでやめた方がいい。http://gogo-japaneseanime.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c177.html

実現のカギは①制作会社の垣根を超えられるか、②スポンサーがつくか、③アトラクションやショーのシナリオ作り、といったところか。

①東京ディズニーリゾートはもちろん、ディズニー制作作品しかとりあげていない。日本アニメで制作会社単独で辛うじて可能そうなのはスタジオジブリくらいだが、すでに三鷹の森がある。それにここは他社と比べ、のべ作品数がとても少ないので、間口が狭くなってしまう。国民的アニメのファン、燃えアニメファン、萌えアニメファン、クールアニメファンすべてが楽しめるように、できるだけたくさんのアニメをとりあげることが、成功、裏返せばリスク分散に必要だと思う。日本動画協会あたりにがんばってもらうしかないか。

②ディズニーシーでは、アトラクション、ショー、レストランに至るまですべて個別にスポンサー企業がついている。なんだか番組枠を提供するTV局みたいだ。「ガンダム」だったらSONYがついてるので大丈夫だろうが、多くのアニメ作品は利害関係者が複数の製作委員会方式なのでかなり難しそうだ。

③人それぞれだと思うが、なんべんも乗ったり観たりしたい、と思わせるアトラクションは案外少ない。予約チケットをとったり、何時間も待たされる割にはあっけなかった、という経験がある人も多いのでは。

ディズニーランドはキャラクターの魅力で押し切っている。入場客にはディズニーアニメをそれほど観ていない人も多い。それでもお客が集まるのはディズニーアニメのキャラクターに魅力があるからである。

なので、日本アニメでキャラクターを売りにしている作品はなんとか大丈夫か(萌えアニメ?)。問題はキャラクター性の薄い作品。

この点でユニバーサルスタジオジャパンが参考になる。ここでは「E.T.」以外キャラクター性で売る作品がないので、(成功しているかどうかはともかく)それなりにアトラクションに工夫のあとがみられる。

ディズニーシーもランドよりキャラクター性をおさえている。地中海沿岸やアラブなどの街並みを再現して雰囲気を味わえるようにしたり、作品とは直接関係のないショーやアトラクションもあり、これらはシナリオで勝負という感じだ。

とまあ、つらつら書いてみたが、すでに経済産業省あたりの官僚は色々考えているんでしょうねえ。

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2008年11月17日 (月)

アートアニメと商業アニメ

このブログでもとりあげた「スカイ・クロラ」(http://gogo-japaneseanime.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post.html)が、米アカデミー賞最優秀長編アニメーションノミネートの候補になった。これら候補中から3作品がノミネート、そのうちの1作品が受賞となる。http://animeanime.jp/news/archives/2008/11/post_586.html

「スカイ・クロラ」は、ヴェネツィア国際映画祭で日本からは他2作品とともに最高賞受賞を逃しているので、がんばってもらいたいところ。押井氏はふだんから、「(本当に観たい人)1万人が観てもらえばそれでいい」、とのこと。確かに観た者にとって良かったかどうかが重要で、受賞するかどうかはそれほど重要でないとは私も思う。でも、受賞すればライトなアニメファンも注目してくれるのでそれはそれでいいんじゃないかな。「攻殻機動隊」のビデオ売上が全米で1位になって国内で観る人が増えたのと同じように。

さて、アニメ専門の国際映画祭には、国際アニメーション映画協会公認のものでは、アヌシー、オタワ、ザグレブ、広島、がある。

過去に日本人作品では、山村浩二氏「頭山」「カフカ 田舎医者」、加藤久仁生氏「つみきのいえ」が最高賞を受賞した。自主制作をもとにしたアートアニメだ。

最高賞以外なら「紅の豚」「平成狸合戦ぽんぽこ」「時をかける少女」といった商業アニメも受賞歴があることはある。アヌシーでは最高賞を短編部門としている関係で商業アニメは受賞に不向きな感じ。

ふだん商業アニメを観ている自分を含めたアニメファンは、どれだけアートアニメに縁があるだろうか。川本喜八郎氏や「頭山」くらいは聞いたことがあるが、自分が実際に観たことがあるのは文化庁メディア芸術祭で会場で流れていたくらいしか記憶にない。受賞直後にNHKでオンエアされたりしたのかな?

同じアニメでも、商業アニメとアートアニメが別世界で存在しているようだ。これは日本特有なのか、外国でもそうなのか。山村氏はプロとしてもアニメ制作にかかわっているそうだから、商業アニメとアートアニメはなにがしか影響を与えあっているとは思うのだが。

それを1ファンが実感するにはアートアニメに触れる機会が絶対的に少ない。せっかくの芸術作品が埋もれてしまうのは実にもったいない。

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