よみがえるあの苦い記憶
秋葉原での連続通り魔事件、宮崎勤死刑囚の死刑執行と私達オタクにまたもや世間の目が厳しくなっている。
秋葉原事件での被疑者は報道ではオタクとされているが、今のところその真偽ははっきりしない。誰でも子どもの頃一時期は漫画のひとつやふたつに熱中するし、熱中するあまり、加藤被疑者のごとく自分で漫画絵を描く人も多いからだ。
アキバ事件の直後に宮崎死刑囚の死刑が執行されたことで、「そういえば宮崎もオタクだったな。オタクってやっぱり何しでかすかわからない得体の知れない人種だな。」という偏見がよみがえってきている気配だ。法務大臣はオタクを敵視しているんじゃないかと勘ぐりたくなる。
事件の被害者には一日も早い体と心の回復を願いたいし、亡くなった方々への哀悼の意を捧げたい。犯人には厳正なる処罰を求めたい。
だからといって加藤容疑者や宮崎死刑囚をオタクの典型としてあげるのはいかがか。どんな趣味の分野でも特異な人はいる。オタクは自分勝手だとか、協調性がないだとか、人とかかわるのが下手だとか言われるが、周りを見まわすとむしろ逆なような気がする。
コミケやらイベントやらアニソンライブやら同人誌作りやらで(笑)むしろ他人といっしょに行動することが多いようだ。たいていの人は穏やかだし他人に気配りを欠かさない。
80年代黄金期(下)http://gogo-japaneseanime.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/index.htmlでも述べたが、当時宮崎事件の与えた影響はとても大きく、これ以降表だってはアニメを見ている、なんて公言できなくなってしまった。今回はどうなるだろうか。
2000年前後から、海外で日本アニメの評価が高まったこと、ビジネスとしてアニメ産業が注目され国家戦略として語られ始めたことで、以前ほどアニメオタクはその素性(?)を隠さなくてもよくなってきた。今回の事件が起きてなお、オタクが生きやすくいられるかどうかは、ここ近年のアニメビジネスブームが上っ面だったかどうかと関係してくると思う。
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