「アニメの殿堂」って必要?
とりあげないわけにはいかないホットな課題が「国立アニメの殿堂」。http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/kondankaitou/madiageijutsu/pdf/houkokusho_H210428.pdf
作品の収集・保管、人材育成、作品発表の場として、117億円かけて「国立メディア芸術総合センター」を都内に建設する、というものだ。
自分としては一部賛成一部反対、といったところ。
目的のうち、作品の収集・保管はぜひ行うべき。これは民間ではとても困難な作業で、国が担うべきことだと思う。アニメ産業振興に国は口を出すべきではない、との論者大塚英志氏もこの点だけは賛同している。
しかし、収集・保管に新たにハコモノを作る必要があるかは検討を要するだろう。昔々の作品はまだしも、DVDディスクの登場によりアニメソフト保管はスペースを随分とらなくなった。既存の5つの国立美術館の一部スペースや、別の公共施設を再利用する手もある。杉並アニメーションミュージアムのように、結婚式場の一部を改装して利用しているケースもある。
人材育成については、すでに東京都や杉並区等自治体で取組がなされており、国も新たに始めるとなると、施策が重複するのでどうだろうか。アニメ制作の熟練はオン・ザ・ジョブ・トレーニングでどうにかなる(御大富野由悠季談)そうだし、コミケや自主制作アニメの盛況ぶりからすると、オタクをはじめ人材はアマチュアにわんさかいる(笑)。
必要なのは、そういった意欲がある好人材がアニメ業界に入って働き続けられる環境を整備することだと思う。
たとえば、過去にも触れたが、直接業者の足腰を強くする政策、具体的には低利融資、家賃補助、ひいては介護業界のような返済不要の助成金等が考えられる。http://gogo-japaneseanime.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c177.html
貴重な税金なんですから、同じ額を使うなら効果的な使い方をしてほしいものですな。
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